自然排出待ち~手術を経験してみて

写真はオーストラリアのブルーマウンテン国立公園です☺
術後検診
自然流産を待ちましたが排出される事はなく、手術をしました。
前回の記事はこちら
稽留流産の手術を受けてから4日目。
今日は術後検診です。
手術をした夜は少しお腹が痛んだのでロキソニンを1回服用しましたが、今日に至るまで大量の出血や我慢できないほどの痛みはありませんでした。
出血は普通の生理よりも軽く、少ない日の昼用のナプキンで間に合う程度です。
処方された子宮収縮剤と抗生物質は全て飲み切りました。
当日もまだ少し出血していたので、このまま行っても大丈夫なのかな?と思いながらも、病院から検診は4日後と言われていたので予定通り診察へ行きました。
相変わらず病院は妊婦さんでごった返しています。
やはりお腹の大きい妊婦さん達に囲まれて待ち時間を過ごすのは辛いものがありました。
かなり待って、名前が呼ばれました。
まずは内診です。
こちら側からもエコー画面が見えるようになっています。
当然ながら、前回までのエコーで見えていた豆コロちゃん(胎嚢 たいのう)はありませんでした。
素人目でもわかるほど、子宮には何もありませんでした。
そのあと先生からお話がありました。
手術をしてくれた先生とは別の先生です。
※この病院には産科医が4人います。
子宮の戻りは順調です。
手術では取り切れない小さな血の塊はどうしても残りますので、出血はもうしばらく続きます。
ひどいお腹の痛み、発熱、生理より多い出血があった場合は必ず病院に連絡をしてください。
手術後の注意事項には下記のように記載されていました。
術後の出血は7-10日でおさまり、量はいつもの生理より少なめ
確かにいつもの生理よりは量は少なめでしたが、完全に出血がなくなるまで12日かかりました。
その間痛みはありませんでした。
数日は安静に過ごし、徐々に仕事を増やしていいとの事だったので、一週間ほどお休みを頂きました。
次の妊娠について
前回手術を担当してくれた先生からは、生理を三回見送ったら妊娠してもOKと言われていました。
その時の記事:手術当日① 子宮頸管の拡張
今回の先生からは、生理を一回見送ったら妊娠してもOKと言われたのです。
子宮の戻りをみてなのか、先生によって見解が違うのかは定かではありません。
夫婦生活は出血が治まればOKとのことでした。
次の生理を見ないまま妊娠することがあるので、必ず避妊するよう言われました。
この時はまだ次の妊娠の事は考えられなかったので、何も質問はしませんでした。
手術を受けてみて
最初の方の記事を読んで頂いたかもしれませんが、もともと自然排出が希望だったので手術をする気は全くありませんでした。
現実を受け止めきれなかったのと、自然の力で出してあげたい。という気持ちがあったからです。
手術するには前もって血液検査が必要だったので、万が一長期間流産が始まらなかった時のために、血液検査と手術の予約をしておきました。
当時の筆者が考えていた「長期間」とは、長くても二週間くらいだと思っていましたが、一か月半が経過しても、赤ちゃんはお腹の中にいました。
長期間お腹の中に赤ちゃんや胎盤を留めたままだと、感染症や流産が始まった時に大量出血する可能性があります。
待てども待てども自然流産は始まらず、いつ激痛が襲ってくるのか手術までの間ハラハラして過ごすことになりましたが、その間に流産したという現実を受け止めることもできましたし、手術をする決意もできました。
今では待つ・手術の両方を経験して、本当によかったと思っています。
稽留流産と宣告されたママへ
筆者は不妊治療の経験がありますが、このブログを読んで頂いている方の中には不妊治療をしてやっとの思いで妊娠したのに流産してしまった方もいらっしゃると思います。
頑張っていた期間が長いほど悲しいですし、繰り返していたとしたら更に悲しいですよね。
流産の事を打ち明けると、「実はうちも。」という声が多くて驚きました。
実は筆者の姉は死産を経験しています。出産予定日の数日前に赤ちゃんはお腹の中で亡くなってしまいました。
妊娠と出産は奇跡です。妊娠5か月からは安定期と言われていますが、筆者は妊娠に安定期なんてないと思っています。
5か月を過ぎても、高血圧、血栓、切迫など様々な問題が生じます。高齢出産になると、より確率は上がります。
お腹の中に命が宿った日から、無事に出産が終わるまでの十月十日、何が起こるのか予測ができないのです。
流産して数か月が経ち、次の妊娠に向けて前向きに考えられるようになりました。
ただ、生理を一度見送ったら妊活してOKとは言われたものの、未だ踏み切れないのが現状です。
高齢出産で焦る気持ちもありますが、これからの将来設計をどうするか夫と一緒に考えていきたいと思っています。
もし、自然に出してあげる事にこだわっているママがいたとしたら。。。
長期戦になるとその分、心も体もきついです。
一定の期間を設けて、それでも赤ちゃんが出てこなければ手術に踏み切ってみてもいいと私は思います。
今は赤ちゃんのためにたくさん悲しんでください。
一瞬でもその子のママになったことに感謝できる日が、いつかきっと来ると思います。
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